【生産者】マルク・ペノ氏
【原産国・地方】フランス・ロワール
【タイプ】白
【ブドウ品種】ムロン・ド・ブルゴーニュ100%
【アルコール度数】13.5%
【容量】750ml
ブルターニュ語で「3艇の帆船」と名付けられたトリ マルトロードは、中世からの港湾都市であるナントのお膝元であるということにちなんで名付けられました。このキュヴェは、比較的樹齢の若いムロン ド ブルゴーニュを中心に仕込まれるキュヴェで、初めて造られた2017年は3つのヴィンテージをブレンドしたワインになっておりましたが、2018年以降単一ヴィンテージで仕上げられるようになりました。
黄色み掛かった濃い麦藁色の外観。抜栓直後は酸、ミネラル共に高く、ポテンシャルが隠れており、思ったより表情のない香りに面食らってしまいますが、スワリングしつつ5分ほど経過すると白〜黄色系の華やかな香りが感じられます。果実感も林檎やピンクグレープフルーツと言った熟れつつも酸のある果実のニュアンスが感じられます。
抜栓直後の味わいは比較的平坦でスルスル飲めてしまう一般的なムロン ド ブルゴーニュっぽく感じてしまいますが、時間の経過とともに香り味わい共に一気に開き、林檎の蜜の部分や花梨、濃縮させた柚子、フレッシュなハーブのニュアンスが湧き出てきます。 抜栓後2日目以降は香り、味わい共に更に開き、林檎や花梨に加え硬い洋梨のニュアンスが丸みを帯びて感じられます。熟れた感じが出ては居ますが、骨格の有る酸とミネラルは健在で、ストラクチャーのある味わいは初心者から上級者まで全員が楽しめる正に万人向けのスタイル。これからの春先に向けて重宝するワインです。 素晴らしいポテンシャルと味わいを兼ね備えた2019年マルクのワイン。
(輸入元資料より)