【生産者】ジョン アルマンサ
【原産国・地方】フランス＞ラングドック
【タイプ】赤
【ブドウ品種】サンソー
【アルコール度数】12％
【容量】750ml
【輸入元野村ユニソンさんコメント】
樹齢35年ほどのサンソーを用いて造られたワインで、栽培はビオディナミを採用。しかし2015年に畑を取得する前は現代的農業を取り入れていたオーナーが管理していたため、畑を取り巻く環境や土壌の状態が良い状態に転換する最中でしたが、5年が経過し、次第に良い効果が現れ始めました。
ラングドック特有の鈍重な味わいを避けるため、剪定の時期を極限まで遅くし(例年4月頃)、収穫時期に過熟とならないように気をつけたとのこと。フレッシュさと飲み心地の良さを残し、シンプルな味わいながらもスルスルと飲めるワインを目指しました。ブドウの収穫は手摘みで行われ、グラスファイバー製のタンクを用い自然酵母のみで発酵させ、瓶詰め時には極少量の亜硫酸を添加し完成させます。
キュヴェ名は、Zou(進む) Mai(再び)という意味を指し、エチケット(ラベル)には、恵みと脆さと豊かさのシンボルであるというタツノオトシゴがあしらわれています。
極淡いルビー色の外観。非常に華やかな香りで、赤系の花、小粒のベリー系のキュンとした香りが鼻孔を刺激します。味わいは、一言で言うと非常にチャーミング。ラズベリーをそのまま噛じっているかのような瑞々しい味わいが真っ先に飛び込んできます。タンニンも殆ど無く、スルスルと喉を滑り落ちていきます。しかし単調な味わいではなく、下支えしている酸やミネラルはビシッと存在しているため、よくある薄旨ワインとは違い構造のある、味わいのストラクチャーを感じられます。余韻も素晴らしく、時間とともに果実感が口腔内でジワジワと迫り上がり、サンソーでありながら、ガツンと旨味が溢れ、軽やかでフレッシュな味わいを楽しむには一番のワインと言えます。
