●アルコール度数 6.9 %
●容量(ml) 355
●タイプ インディアペールエール
●IBU 71
●原産国 アメリカ・カリフォルニア
●使用ホップ Magnum、Chinook、Centennial
まずはStone の実力をこのIPA から。始まりは1997 年8 月、Stone の1 周年を祝うビールとして醸造された。
ホップはMagnum、Chinook、Centennial の3 種類を使用し、それらを惜しげもなく大量投入。
2 週間のドライホッピングで一体感を持たせながらも階層的にホップの香味を溶け込ませた。
Stone の共同創業者であり最初のブリューマスターでもあったSteve Wagner が初めてStone IPA を醸造した時、彼はまだ知る由もなかった。
英国の由緒正しいペールエールというスタイルにホップを大量投入した実験的なスタイルのビールが、ここまでの熱狂的人気を獲得することを。
今でこそ「IPA」のアルファベット3 文字はビールファンの間で認知されているが、Stone IPA がクラフトビールシーンに登場した1997 年
当時はIPA の文字に対して疑問符を浮かべる人々がほとんどだった。
知名度もなく、飲んだ人々に不快な味わいと受け取られていた苦みを持つこのビールが、時を経た現在では
人々が飛び付くビールとなり、冷蔵庫に常備されるビールとなったのだ。Steve Wagner がStone Brewing Co.の礎となるビールを生み出した父のような存在であるように、
Stone IPAはその後のStone で醸造される“ホップを前面に押し出したビール”をインスパイアし続けてきた母のような存在だ。
Stone IPA が無ければStone Ruination IPA も、Stone Cali-Belgique IPA も、フレッシュなビールを楽しむというムーブメントの先駆けとなったStone
Enjoy By IPA も決して生まれることは無かっただろう。Stone IPA とは数多くのホッピーなビールを世に送り出してきた歴史的なビールなのである。
白色のヘッドと美しい黄金色。はっきりと感じられるレモンの皮、フルーティーシリアルやシトラス、松のようなホップアロマ。
軽めのモルトボディに力強いシトラスフレイバーが感じられる味わい。
ホップの苦味、モルトの味わいの完璧なバランスが美しい。クリーンな苦味が舌に残り続ける余韻。
Stoneチームにとっても一番のお気に入りの一つであるという。
ホップの醸し出すアロマやフレイバーを十二分に楽しめる、王道ウェスト・コーストスタイルIPA。