【生産者】さっぽろ藤野ワイナリー
【原産国・地方】日本・北海道
【タイプ】赤
【ブドウ品種】北海道産余市町登町「三氣の辺」産 ピノ・ノワール70%、ツヴァイゲルトレーベ30%
【アルコール度数】11%
【容量】750ml
野生酵母で醗酵、無補糖、無補酸、無清澄、無濾過で瓶詰め。
余市町登町、減農薬により果樹園を営む「三氣の辺」産のピノ・ノワール種を70%、ツヴァイゲルトレーベ種を30%使用しました。
ピノ・ノワール種、ツヴァイゲルトレーベ種をそれぞれ品種毎に野生酵母にて仕込みました。それぞれ一房ずつ丁寧に選果した後、手作業での除梗、約3割程度は全房のまま一緒に醸し発酵を行いました。抽出は果帽が乾燥しない程度のルモンタージュのみ最低限に行い、ゆっくりと優しい抽出を心がけました。ワインの状態を見ながらおよそ4週間後にプレスを行い木樽熟成へ。
約1年間の樽熟成後、それぞれ重力を用いて優しく樽出しを行いブレンド。瓶詰め時に7.5ppmSO2添加。また瓶詰めも重力を用いて優しく行いました。
2017年、萌芽から初期の生育期はやや不安定な天候でしたが、開花期には気温も高くなり天候に恵まれ、順調に結実しました。その後は雨や低温の印象もありましたが、熟期には夜温がしっかり下がり、酸を保持したままじっくり糖度が上がっていきました。そのため例年より少し収穫を遅らせてもらい、健全でしっかりと酸を持つブドウの収穫となりました。
冷涼感のあるハーブや湿った森の木々や土、スミレやきのこを思わせる香りを中心にバニラやモカ、ヘーゼルナッツの香りもでてきます。口あたりは柔らかく、ブラックベリーや木苺を感じさせる果実味に出汁のような旨みも後半には感じられ、穏やかでしなやかな酸が心地よい余韻をもたらします。
また瓶内熟成させることで、ワインの要素がもっとまとまっていき、味わい深くなるのではと思います。
(さっぽろ藤野ワイナリ-コメントより)