○原料米 島根県奥出雲産 改良雄町
○精米歩合 50%
○酵母 酵母無添加
○Alc 16.2 度
○日本酒度 非公表
○酸度 非公表
○1回火入れ 冷蔵瓶貯蔵
○醸造年度 R3BY
↓板倉酒造 小島杜氏コメント↓
1BYで製造した無窮天穏SAGAは受け継ぐこと、受け継いでいるかどうかの確認が目的でした。今回は受け継いだものを伝えられるかがコンセプトとなっています。
そこには醸造家個人に対する客観的な評価が必要なので、個人を推す形を取っています。私と上山の造る酒に血潮を感じられたかどうか、お会いした時に
お聞かせください。
◎継承と変奏
時を継いでいく。これは、私が板倉酒造へ来るときに、自らのテーマとして掲げたものです。
酒造りはご存知の通り伝統的技術です。伝統として古くからの仕来りや様式、醸造技術としてそれぞれ地域性を持ちながら今日に至るまで系統を伝えてきたものです。
そして伝統技術を継承した者が、それを昇華させ次の造り手へと繋いでいく。このように継承と変奏を繰り返し、今に至るのではないかと考えます。
板倉酒造では代々、出雲杜氏の流れを汲み、現在は小島杜氏が「山陰吟醸造り」として伝統的酒造技術と今日まで培われてきた知識を融合・再構築し
、次の世代へ伝えようとしています。
この無窮天穏サーガ2は、無窮天穏サーガ1で小島杜氏が古典を追求したように、自分なりに追体験し山廃で純米大吟醸を醸しました。
強さと綺麗さが同居する酒を目指し、麹は種量を制限ししっかり締めた突きハゼ三日麹を造り、醪では超低温で仕込みつつ最高品温は純大としては若干高めに
取ることでしっかりと湧かし、その後ゆっくりと低温へと導こと45日で上槽としました。無窮シリーズとして遜色ない佳酒になったかと思います。
SAGA2、まずは受け継ぐことから。